中途採用の適正検査のクレペリン検査受けてみた。何を評価されているの?

中途採用で適性検査がある会社があります。適性検査と言っても具体的に何をするのか明記されていない場合も多いので、希望する会社の適性検査は何をやるのか事前に調べることがわかるのであれば対策をすることが出来ると思います。

今回全く対策もなく面接後適性検査をすると言われ、クレペリン検査を受けてきました。
今回受けたクレペリン検査は数字を足して答えを書いていくだけなので、正解数や正解率を評価しているだろうなとは想像出来ましたが適性検査は必ず何かしらの意味を持っているはずです。

試験後家に帰ってから何を評価されている検査だったのか気になり調べてみました。

目次

クレペリン検査とは?

クレペリン検査は、一列に並んだ一桁の数字を左から右へ順番に足して合計の一の位を記入していくもので、表裏にはそれぞれ15段、各2列に数字が書かれていて数字と数字の間に答えを書いていきます。


各列1分と時間が決まっていて、表面15段を15分、5分休憩後に裏面の15段を15分でやっていきます。

クレペリン検査は一桁同士の数字の足し算なので単調といえば単調ですが、15分やっていくとどうしても集中力が散漫になってきたり、字が雑になってきて枠内に収まらなかったりとしてきました。

クレペリン検査で評価されていること

 後で調べてわかったことですが、クレペリン検査では「処理能力の程度」と「正確・行動面の特徴」が評価されるそうです。

「処理能力の程度」は正解数や正解率に当たりますから、それらが高ければ高いほど処理能力の程度は高いと判断されるはずです。

事務や会計関係の仕事であれば数字の正確さは当然要求される要素になるので評価されるポイントになりますね。

問題は、「正確・行動面の特徴」です。
これは、各段の最後の位置を縦方向に線で結んで出来た「作業曲線」を描くことによってわかるそうです。

ネットで調べてみると作業曲線はU字になるそうでU字にならないとマイナス評価につながるそうです。

具体的にはこの作業曲線で「発動性」「可変性」「亢進(こうしん)性」がわかり、その会社で求めている人材の性格をある程度反映しているものになりますが、会社がどういった内面を持った人材を求めているかは知る由もありません。

「処理能力の程度」は客観的に数字として評価される項目になるので、事前に対策するのでれば対処出来ますね。

「正確・行動面の特徴」に正解は無い

「正確・行動面の特徴」に正解は無い

作業曲線で得られる「正確・行動面の特徴」は更に「発動性」「可変性」「亢進(こうしん)性」に分類され、それぞれ必ず長所と短所があります。

発動性(自ら始めることができる能力)が強いと慣れが早く、素直に仕事に取り組める一方、先走り気味で軽はずみな印象が有り、逆にこれが弱いと手堅く自主的である一方、より好みが強く内向的である面があるそうです。

可変性(変えることができること)が強いと機転が利いて柔軟である一方、むらっ気があって感情的になりがちと判断され、逆にこれが弱いと地道で粘り強い一方、融通や機転が利かないという面も。

亢進(こうしん)性(次第に程度が高まること。)が強いと行動的で頑張る一方、強引で無理をしがちになり、弱いと温和で穏やかである一方、受動的で持続性が乏しいと判断されます。

まとめ

合計30分のテストは思っていた以上に集中力がとぎれ、腕も痛くなったりして思うように記入出来なくなったりします。

・事前にクレペリン検査をやることが分かっていれば、クレペリン検査方法に慣れておくためにネットや関連本で練習しておくのは有り。やはりある程度の正解数や正解率は評価されるはず
・「性格・行動面の特徴」は、完全にブラックボックスであり、長所と同時に短所にもなり得るため対策そのものに意味は無いので気にしてもしようがない

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