2021年9月、18歳が司法試験に合格というニュースが流れました。
18歳で最難関といわれる司法試験に合格したのは慶応大法学部の1年生の大槻凜(おおつきりん) さん。
しかも、法科大学院修了生の受験が始まった2006年以降、18歳3ヶ月は最年少であるそうです。
もちろん、勉強が出来るのでしょうが、一体どんな勉強法で合格したのでしょうか?
意外にも、ガツガツと寝る間も惜しんで勉強していたわけでもなさそうです。
継続の大切さがわかる事例です。
司法試験最年少合格の大槻凜(おおつきりん)さんとは?
大槻凜さんは、現在慶応大学法学部1年生です。
- 慶應義塾幼稚舎
- 慶應義塾普通部
- 慶應義塾高校
- 慶應義塾大学法学部
正真正銘の慶応ボーイですね。
司法試験を受けるきっかけとなったのは、中学1年の秋に東京地裁で刑事裁判の傍聴をしたことがきっかけだそうです。
その後も夏休みや春休みに気になる裁判の傍聴を続け、司法への興味が深まり、将来は法律家になりたいと目標を持ちました。
そして、高校1年(2019年)の2月から、司法試験の塾として大変有名な「伊藤塾」で学び始めたということです。
今年の司法試験は5月12日~5月16日ですから、伊藤塾で本格的に勉強してからわずか2年3ヶ月程度で合格を手にしたことになります。
2021年度の合格者の平均年齢は28.3歳ですから本当にすごいことです。
学校と司法試験の勉強を両立(学校優先)
エスカレーター式で大学にいけるわけですが、本人曰く、学校の勉強を優先させたそうです。
伊藤塾での勉強は日によって時間をかけたりかけなかったりということで週で18時間位なので1日あたり2時間30分程度となります。
東京大学を主席で卒業した弁護士資格を持つ山口真由さんみたいに、幻聴が聞こえる位になるまで長時間勉強を続けるタイプとは異なり(普通の人はとうていマネ出来ません)、少ない時間で難関試験を突破するのにはそれなりの理由がありそうです。
合格の裏には短時間の継続にあった
まずは、法律に興味があること、将来は法律家になること、そしてそのためには司法試験に合格しなければいけないこと、そして司法試験合格というゴールがはっきりしているから高いモチベーションを保ち続けられたことが挙げられます。
また、合格の秘訣に伊藤塾の教えを仰っていました。
1.声を出して自分に講義することで復習する勉強法(セルフレクチャー)
2.寝る前5分間は暗記の時間にする
3.スキマ時間の活用(片道通勤時間20分を○×形式の正誤問題を解いていた)
才能を持った特別な人しか出来ないといったことでは決して無く、このスタイルを試験までやり通したことが大きな実を結ぶ結果となりました。
「たぶん今日、セルフレクチャーも寝る前の5分の暗記も、ほぼ全員がやるでしょう。1週間後にやってくれる人は半分ぐらいかな。1年続く人は1割もいないです」と言われました。”
Yahoo!ニュースより
簡単な事でもやり続けられない人が大半であり、やり続ければ結果は変わってくるということですね。
まとめ
- 最年少で司法試験に合格した大槻凜さんはわずか2年3ヶ月位の受験勉強で合格した
- セルフレクチャーでアウトプットすることによって理解度を増やした
- 寝る前5分間は暗記の時間に費やした
- 隙間時間を有効に活用した
- 短時間でもやり続けることが大切
まだ18歳という若さながらあっぱれです。
若いがゆえの経験不足をこれから埋めていって人のためになる良い法律家になってもらいたいですね。
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